不合格だった原因を明確にすることが来年度試験合格のために重要です
不合格者には耳の痛い話をしますが・・・
受験報告掲示板では一次試験合格の喜びの声が投稿されており二次試験免除の受験生は勉強部屋を卒業することになります。喜びの声の一方で、不合格だった報告も掲示板やメールでいただいています。今は心が折れていると思いますが、気を取り直して来年度の合格を目指したいところです。
来年度の合格を勝ち取るために重要なことは、「なぜ不合格だったのか?」原因を追究することです。問題点を明確にして、改善や重点対策することで合格につながります。なんとなく勉強しても同じことになってしまいます。
特に、「落ちグセ」がついている場合は困りものです。きちんと勉強している場合は1回で合格することも可能です。実際に、7月に入会して勉強を始めた会員の合格者が何人もいます。少なくとも2回目で合格してほしいところです。何とか3回目までは許せたとして、それ以上になると「落ちグセ」組に入ってしまいます。実は管理人も6年間落ち続けている資格試験があり、勉強せずに受験するなど完全に惰性で受験を続けて落ちグセがついています。1年目に専門学校に通い、20万円の受講料と週1回1年の大阪への交通費・昼食代を10万近く費やしています。おそらく来年度以降も受けると思います。私が受けている7科目2日間の資格試験と違い、相談員試験は難しいとはいえ、それなりに効率的に勉強すれば短期間でも合格できる資格試験です。必ず、来年度に合格して勉強部屋を卒業し、卒業会員になってください。
言い訳はたくさんあると思いますが・・・
「時間がない」「介護に追われている」「育児に追われている」「仕事が忙しい」「病気になった」などなど、時間がない言い訳はキリがないです。明言しますが、時間はあります。ただ、受験勉強に費やす時間にしなかっただけです。
勉強部屋のカリキュラムは1週間に大問題1問とボリュームは大きくないです。時間がなくても、こなせるスケジュールです。1年目会員で遅れて入会した場合は、追いつくのに時間が必要かもしれませんが、2年目会員は、スケジュール感もわかっていると思います。
勉強部屋に入ると、もれなく合格すると安心してしまい、勉強開始が遅れたりしていませんか?
過去問対策が重要な相談員試験では、正解・不正解の理由を理解することがポイントになりますが、その作業は膨大な時間を必要とします。しかし、勉強部屋では調べた結果を解説しているので、時間のかかる作業をする必要もなく、勉強部屋の解説だけで過去問対策ができます。
勉強部屋の最大のメリットは、勉強時間の短縮です。非会員の一般受験生に比べると勉強時間が1/10ぐらいになると思います。それでも、その1/10は勉強する必要があります。スケジュール通りこなせば十分に対応できます。
勉強部屋の学習はパソコンでの大きい画面が原則ですが、アクセス解析をしてみると、半数近くがiphoneなどのスマホを利用しているようです。通勤時間やすき間時間にスマホで勉強したり、動画もスマホで、場合によっては聞きながらほかの作業をしたり。
これまでの合格者の喜びの声では、合格者は必ず自分なりに工夫して自分のスタイルで勉強しています。毎日勉強するタイプや週末にまとめて勉強したり。マクドナルドなどのカフェに必ず寄って勉強するなど。合格者の声にはさまざまな勉強スタイルがコメントされているのでぜひ読んでください。
管理人も、「図書館⇒フードコート⇒マクドナルド」という場所を変えながら集中して勉強していたことがあります。
勉強部屋での学習スケジュールは無理がありません。必要なのは継続的に学習することです。すき間時間でもいいので、勉強癖をつけましょう。そして、勉強部屋での学習習慣がついてきて、解説が理解できてくると、受験勉強とは別に、消費者関係の法律を学ぶことの面白さもわかってきます。
不合格の検証のポイント
100%の準備ができて受験することは難しいでしょう。不完全ながらも合格点をクリアできる見通しが立つぐらいの事前準備ができていたかをを考えてください。
下記に書いていることが、どの程度できていたのかを確認し、できていないところが、もしできていたのなら合格できただろうなあと感じるのなら、再挑戦しましょう。
また、60代以上になると記憶力も低下してきます。単純記憶ではなくイメージで解けるようになる勉強部屋の方法で繰り返し学習して挑みましょう。なかなか、すぐに合格するのは難しいかもしれませんが、勉強部屋では60代以上の会員で、何人も合格しているので、あきらめずに頑張りましょう。
択一試験が不合格
基礎知識の理解
- レベル感として、個別の問題では、①易しい問題を確実に正解できること、②中程度の難易度の問題は5割ぐらい正解できること、③難問は正解できなくてもよいがテクニックでたまに正解できること。そして、全体としてボーダーラインの6.5割~7割ぐらい(117~126点)の結果が本番で出せること。
- 8割~満点を取れる大問題を確実に高得点しておくこと(例えば問題1や穴埋5問の問題で正解4問以上)
他の試験でも聞く話ですが、基礎知識を習得するにはテキストからという人も多いと思いますが、効率よく勉強する人は口をそろえて過去問から勉強するといいます。
相談員試験でもテキスト(テキスト自体がほとんどないです)で勉強したら合格できるのかといえば、そうとは限りません。むしろ、試験に出ない無駄な内容がテキストには多く(テキストなので、当然1から100まで書かなければならない)、いざ、試験問題を解いても正解できません。法律の大雑把な流れだけ理解して、あとは過去問から積み重ねていくほうが何十倍も効率的です。勉強部屋の解説の中でも基礎知識を入れながら解説しています。
また、ボリュームのあるテキストは、最後まで集中して終わらせることができず、結局、本棚の飾りになってしまいます。時間が山ほどあるのなら別ですが、効率の良い勉強を目指したいです。特にこの相談員試験はその傾向が強いです。※ちなみに、もう一つの消費生活相談員試験の消費生活アドバイザー資格試験は、どちらかというとテキストをある程度優先する試験です。
対策としては、同じ論点で何度も出題されている過去問対策
勉強部屋の過去問を何回繰り返せたか?
⇒8割以上の正答率になったか?1年度につき3回ぐらいの繰り返しが目安(4割⇒6割⇒8割ぐらいのステップアップ感)
※答を覚えるのではなく、その答になる理由が理解できるようになること(例えば理由を第三者に説明できる程度)
過去何年分遡って過去問を勉強できたか?
⇒少なくとも、新試験からの過去問。新試験1-2年目は易しすぎたので、難易度的には旧試験のほうがおすすめ。過去3年分やれば、類似問題が一巡するような感じ。
動画解説により、知らない問題でも正解にたどり着くテクニックを使えたか?
⇒少なくとも1回は閲覧する。
記事による解説と動画による解説を集中して学習し、どのぐらい理解できたか?
⇒併用することで、1回でもかなり理解できるようになると思う。ただし、その時に理解したとしても時間がたつと忘れてしまうので、定着させるために繰り返すことが重要。
閲覧履歴を見てみると、過去問解説も動画解説も、1回も見ていない会員がいるのではと思います。せっかく最短での合格できる道があったとしても、ゴールにたどり着けなければ意味がないです。
試験当日に実力をどのぐらい発揮できたか?
先に書いたように100%の準備は難しいと思います。大学入試などでA~Eまでの5段階でCがボーダーだとすれば、BCのレベルに達していたか?
本番では何が起こるかわかりません。実力的にはD判定でも、動画で解説している勉強部屋のテクニックを使えば合格できることもあります。
本番の緊張感に飲み込まれなかったか?
試験本番は練習とは違い、2時間30分という限られた時間があり、即答に近いスピード感を持って解いていかないと時間が無くなってしまうことがあります。じっくり考えれば正解できる可能性は高まっても、時間がどんどん経過していくというプレッシャーから、冷静さを失ってしまうことがあります。
また、練習では途切れ途切れで解いていた問題を一気に解く必要があり、精神的にかなり疲れます。特に前半で疲労困憊になることもあるので、集中力を切らさないようにすることが重要です。集中力が切れてしまうと、ケアレスミスをしてしまいます。ある程度は仕方のないことですが、過去問を試験本番通りに解いてみる練習もしておきたいものです。
いわゆるA判定レベルで不合格だった場合は、たまたま運が悪かったと考えましょう
大学入試でもありますが、模試でA判定続きだったのに、本番で失敗してしまうことはあります。
正解できるはずの易しい問題を落としていたのか?たまたま苦手な分野の問題が出たのか?
失敗した理由がよく分かないことも多いです。冷静に、もう一度解いてみると十分に合格点をクリアできていたのなら大丈夫です。今回はあきらめて、引き続き、維持して、来年度に再挑戦しましょう。今回の復習程度の学習ですむので、勉強時間は大幅に少なくなっても構わないと思います。感覚を忘れない程度に勉強しましょう。
論文試験が不合格
勉強部屋での論文対策の基本ができていたか確認しましょう
論文を書き始める前に12-20分かけて、論文構成等をメモしましたか?
試験本番の雰囲気・緊張感に舞い上がって忘れてしまってませんか?
周りの受験生が、さっさと書き始めたのにあせって飛ばしてませんか?
下記のことができていると、書き始めると、そんなに詰まることはないので早いですが、中途半端な状態で書き始めると、書けなくなって時間がかかるうえ、論点がずれてきて、わけわからないことになってしまいます。
- 何を論じるかを確認したか?
- 前提条件・背景(序論的)を確認したか?
- 過去・現在・未来を確認したか?
- 指定語句を順番通りに使った論文構成・ストーリーをメモできたか?
- 指定語句ごとにブロックを作れたか?
- 指定語句の言葉自体の説明をしていたか?そして、指定語句がどのようなことをもたらすかという視点で書けたか?(両方書ければベストだが片方だけでもなんとかなる)
- 指定語句についてのボリューム・ブロックのボリュームは十分か?
- 間違ったことを書いていないか?指定語句の転記間違いはないか?1回目の指定語句に下線が引かれているか?誤字・脱字はないか?
- 氏名・受験番号・問題番号の書き漏れや書き間違いはないか?
- 行政問題・法律問題それぞれの視点で書けたか?
以上のポイントを押さえておけば、論文の形になるので、後は内容次第です。
今回の論文テーマは両方とも勉強部屋の事前対策テーマだったので、ある程度勉強できてれば、下手なりにも書けたのではないでしょうか?
2本の再現論文の提供があり、高得点論文とはいえないまでも、ともに合格だったので、採点基準は結構甘めだと思います。
論文不合格だった場合は、内容も重要ですが、まず、上記の視点で書けたかを確認し、点数照会してください。
【参考】非会員の旧資格保有者の新試験の再受験で不合格だった現職相談員の場合
おそらく論文試験が不合格だったのではと思います。相談員試験の論文は、評価基準にあわせた論文を書く必要があります。
勉強部屋の論文対策の一般公開コンテンツでもある程度ポイントを書いています。現職論文不合格者が勉強部屋に入会して論文対策をして合格していることが多いので、どうしても、論文苦手な場合は、勉強部屋に入会して論文対策をすることをすすめします。
択一試験不合格の場合は、知識はある程度あるし、勉強もある程度できている場合が多いと思いますが、過去問対策という相談員試験独特の受験対策ができていなかった可能性があります。ご自身で過去問を勉強してもいいですし、勉強部屋に入会して過去問対策をしてもいいと思います。
【参考】非会員の不合格者の場合
単純に、過去問重視の相談員試験特有の受験対策をしていなかったのではないでしょうか
勉強部屋では合格のための勉強方法を公開しています。
勉強時間の大幅短縮をしたいのであれば、勉強部屋の会員になることをおすすめします。
一般受験者の相談員試験の合格率は20%程度(有資格者の再受験組が全体の合格率を押し上げている)だと思いますので、難易度が高いといえば高いですので、きちんと、試験対策をして勉強することがポイントになります。