16.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

2015(平成27)年度に全国の消費生活センター等に寄せられた相談のうち、商品・役務等別分類でみると、相談が最も多いのは「運輸・通信サービス」である。その中で特に多いのは「[ ア ]」であり、2011(平成23)年度以降5年連続1位であった。他には、[ イ ]等の「インターネット接続回線」、スマートフォン(スマホ)などの携帯電話サービスやモバイルデータ通信等の「移動通信サービス」に関する相談も多い。
[ イ ]については、2015(平成27)年度より、東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社が[ イ ]サービスの卸売を開始し、[ ウ ]という手続により、卸売を受けた事業者のサービスに乗り換えることができるようになった。消費者にとっては契約先の選択肢が増えたが、その一方で、卸売を受けた事業者の勧誘時の説明不足等に起因するトラブルも発生している。
全国の消費生活センターには「現在契約している大手電話会社のサービス変更だと思って話を聞いたら、関係ない事業者との新たな契約になっていた」等の事例や、消費者が[ イ ]サービスの卸売について十分な理解がないまま契約してトラブルになった事例が寄せられている。
移動通信サービスでは、最近2~3年、いわゆる[ エ ]に関する相談も増加している。[ エ ]は、自ら回線設備を保有する電気通信事業者の回線網に接続又は卸売を受けて提供される携帯電話サービス(SIM カード単体の契約も含む)で、このサービスを提供している事業者を[ オ ]と呼ぶ。

【語群】
1. オンラインゲーム 2. プロバイダ 3. 転用 4. MNO 5. 電話回線 6. 光回線 7. 占いサイト 8. 格安スマホ 9. 移転 10. アダルト情報サイト 11. 転換 12. MVNO 13. Wi-Fi ルーター

解説・ポイント

  • 相談統計の問題のようにみえて、例年出題されている「携帯電話サービス・インターネット」の分野の問題です。相談統計というほど関係なく解答できます。
  • ちなみに、相談統計は試験の前々年度の統計情報が使用されます。29年度試験ですので、28年8月に公表された27年度の統計情報です。したがって、30年度試験では29年8月に公表された28年度の統計情報が基本的に出題範囲となります。
  • 「携帯電話サービス・インターネット」の分野は日常で経験していることを思い出しながら取り組みとともに、最新のトレンドが出題されています。トレンドといっても、トラブルの多いトレンドですね。
  • 専門用語で少し迷うかもしれませんが、一般常識をフル活用しましょう。

難易度(A易、B普通、C難)目標:4問以上/5問中(★頻出☆重要実務)

  • 穴埋め問題で、難易度も高くないので、一部、当て物もありますが高得点を目指しましょう。