12.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

建物賃貸借契約において、契約期間を定めなかった場合には、民法では賃貸人は契約後[ ア ]解約申入れができ、申入れから3ヵ月後に契約が終了すると規定されている。しかし、賃借人の弱い立場を踏まえ、[ イ ]ではこれを変更して、解約申入れから[ ウ ]契約が終了するとしたほか、解約申入れには、[ エ ]が必要と規定した。また、期間の定めのある場合でも、民法では更新の推定の規定にとどまるのに対して、[ イ ]では、建物の賃貸人は期間満了の1年前から6ヵ月前までの間に[ オ ]の通知をしない限り同一条件で契約を更新したものとみなされると規定している。なお、[ オ ]にも[ エ ]が必要である。

【語群】
1. 正当事由 2. 6ヵ月の経過で 3. 信頼関係の破壊 4. 更新拒絶 5. 1年の経過で 6. いつでも 7. 宅地建物取引業法 8. 法定更新 9. 消費者契約法 10. 債務不履行 11. 借地借家法

解説

  • 民法の中でも「建物賃貸借契約」を取り上げた5問の穴埋めです。賃貸借契約は民法に定められていますが、建物に関しての賃貸借契約は「借地借家法」にも定められています。いわゆる「民法の特別法」になりますね。基本的に特別法が優先されます。なお、建物だからといって「宅建業法」とケアレスミスをしないように気をつけてください。

難易度(A易、B普通、C難)目標:4問以上/5問中(★頻出☆重要実務)

  • 穴埋め問題で、難易度も高くないので満点も取れると思います。

ポイント

  • 民法の中でも、ピンポイントに大問題になった建物賃貸借なので、あえて、勉強するほどではなく、今回の問題で勉強する程度で、あとは一般常識で対応したらいいと思います。