12.次の文章のうち、下線部がすべて正しい場合は○を、下線部のうち誤っている箇所がある場合は、誤っている箇所(1ヵ所)の記号を解答用紙の解答欄に記入(マーク)しなさい。
※誤っている箇所がある場合は、1ヵ所である。

⑦ 取消しは、その契約を有効とするか否かが取消権者の選択に委ねられている。取消しできる契約を確定的に有効とする取消権者による㋐追認の制度も設けられている。また、民法では、㋑行為から20 年、追認できる時から5年の取消期間の制限も定められている。

⑧ 債務者が債務の本旨に従った履行をしないことを債務不履行という。債務不履行には、㋐弁済期を過ぎた履行遅滞、㋑履行が後発的に不可能となった履行不能、㋒完全な履行がされない不完全履行の3類型がある。

⑨ 従業員が事業の執行について他人に損害を与えた場合は、㋐その従業員は責任を負わず、使用者が不法行為に基づく損害賠償責任を負う。ただし、使用者が従業員の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたときは、㋑使用者は責任を負わない

⑩ 第三者が代理権限を有しないで代理人として本人のために契約を締結しても、その契約は本人の意思に基づいていないので、㋐本人には効力は生じない。ただし、㋑本人が追認したときは有効となる。また、本人が代理人と称する者に一定の代理権限を与えていないにもかかわらず、そのような外観を作り出したときは、㋒契約の相手方が権限がないことを知っていたかどうかを問わず相手方が保護される。

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