12.次の文章のうち、下線部がすべて正しい場合は○を、下線部のうち誤っている箇所がある場合は、誤っている箇所(1ヵ所)の記号を解答用紙の解答欄に記入(マーク)しなさい。
※誤っている箇所がある場合は、1ヵ所である。

① 法令中には、公の秩序に関する規定と、公の秩序に関しない規定がある。㋐前者を強行規定といい、㋑後者を任意規定という。㋒強行規定に反する意思表示は不適法であり無効である

② 行政的取締法規は、行政上の考慮から一定の行為を禁止や制限するものであって、それに違反した場合には、行政処分や刑罰を伴うものである。例えば、㋐食品衛生法や建築基準法などがそれに当たる。行政的取締法規に違反する契約は、㋑いかなる場合も無効となる

③ 特定商取引法上の訪問販売において、クーリング・オフをして契約を解除した場合には、販売業者は受領した金銭を速やかに返還する義務があり、購入者も現存している商品の返送義務がある。㋐商品返送費用は販売業者の負担となる。提供済み役務に関する原状回復費用は㋑業者の負担であるが、提供済み役務の対価、使用済み商品の利得は、㋒民法の不当利得の規定に基づき購入者が支払う必要がある

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