24年度の論文試験の解説をまとめています。
リンク等は作成時のものですのですので、リンク切れ、更新等の可能性があります。

  • 24年度 第1次試験 論文試験
  • 24年度 論文試験 問題1 地方消費者行政活性化基金
  • 24年度 論文試験 問題2 クレジット決済(割販法)

24年度 第1次試験 論文試験

論文試験は2つのテーマから1つを選択します。
試験時間は2時間です。1時間経過すると途中退室も可能です。
横書き原稿用紙左右1枚で、1000字の行に線が引かれています。
この線のラストから最後までの間にまとめることになります。

論文試験
次のテーマのうち1つを選び、1000字以上、1200字以内で論文にまとめ、解答用紙に記入しなさい。文字数制限が守られていない場合には、採点の対象外となります。

論文試験 1

地方消費者行政活性化基金によって地方公共団体の消費者行政の整備が進められていますが、その現状と活性化基金以降の地方消費者行政の充実・強化の課題について、下記の指定語句をすべて使用して論じなさい。なお、文章中の指定語句の箇所には、わかるように必ず下線を引きなさい。

指定語句

相談体制の整備、 連携強化、 自治事務、 国の支援、地域間格差

論文試験 2

クレジット決済を利用してインターネットの有料サイトやショッピングの取引を行ったところ消費者トラブルが発生したという事案においてトラブルを解決するための問題点と課題について、下記の指定語句をすべて使用して論じなさい。なお、文章中の指定語句の箇所には、わかるように必ず下線を引きなさい。

指定語句

国際提携カード、 マンスリークリア方式、 決済代行業者、加盟店調査、 抗弁の対抗

※24年度の論文試験は「らしさ」を感じさせる問題です。

※ 例年、1問は法律を正確に答える問題が出題され、もう1問は法律を正確に知らなくても「消費者行政」を理解する中で自分自身の考え方を論述するという問題 が出題されます。今回は前者の法律を正確に知っていなければならない問題は2問目の「クレジット決済」で、一次試験でも必須な知識ですので割販法の勉強を していれば、ある程度書けるのではないでしょうか。
消費者行政のあり方などを書けばよい後者の問題は1問目の「地方消費者行政活性化基金」といえるでしょう。現場の相談員向けの問題ですが、「自治事務」と いう知らなければ答えることができないキーワードが入っているなど書きにくいキーワードが入っており、もしかすると、クレジット決済の方が現職には書きや すいかもしれません。どちらの問題も、キーワードの意味がすべて分かれば論文構成は楽になると思います。

※一般の受験者は、割販法というあまり勉強したくない法律がきましたので厳しいかもしれませんし、基金のことなんてあまり知らないと思いますので、つらい選択肢かもしれません。

論文試験について簡単に解説したいと思います。

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