3.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。(ただし、キとクは順不同。)

① 機能性表示食品制度は、食品表示法のもとに施行された。現在、食品に[ ア ]に係る機能が表示できるものは、特定保健用食品、[ イ ]、そして機能性表示食品である。特定保健用食品は、[ ウ ]の審査を経て、消費者庁によって許可される。また、[ イ ]は、[ ウ ]が定めた[ エ ]を一定の基準量含めば、[ ウ ]への許可申請等をすることなく機能性が表示できる。機能性表示食品では、機能性等の根拠に関する情報等の[ オ ]により、企業の責任で機能性を表示でき、対象となる食品は他の制度と異なり生鮮食品を含む食品全般である。

② 食品表示法の施行により、食品関連事業者に対し、原則として、全ての消費者向けの加工食品及び添加物への栄養成分表示は、[ カ ]に変更された。[ カ ]の項目は[ キ ]、たんぱく質、脂質、[ ク ]、ナトリウムの5項目であるが、ナトリウムは[ ケ ]で表示されることになった。さらに表示が推奨される成分として[ コ ]と食物繊維が加えられた。

【語群】
1.食塩相当量  2.栄養機能食品  3.厚生労働省  4.糖質  5.健康強化  6.都道府県  7.栄養成分  8.公開  9.トランス脂肪酸  10.義務表示  11.カリウム  12.国  13.任意表示  14.飽和脂肪酸  15.健康維持・増進  16.健康食品  17.無機質  18.エネルギー  19.届出  20.効能  21.炭水化物

解説

27年度の食品の問題は本命が出題されましたので、高得点だった方も多いと思います。
しかも、穴埋め問題ですので、7-8割は得点して、かせぐ問題になります。

①は落ち着いて考えれば、知らなくても日本語的な解釈で解答を導き出すことができます。
②は細かいところが出てますので満点は難しいかもしれませんが、取りこぼしがなければOKです。
両方に共通して言えることは、穴埋め10個に対して選択肢が21個あります。似たような言葉や迷いやすい言葉が出てきますので混乱しないように気をつけることです。また、ペアとなっている語群の場合は一方が明らかであれば、もう一方は消えるので、選択肢にチェックを入れながら慎重に選んでください。

問題2の食品は暗記物にしても難易度の低いものでしたので、①は満点目標、②は3個の目標で、合計8個を目標としてください。

引き続き28年度対策も必要

勉強部屋の27年度対策として、「条文の言葉の定義」、食品表示基準として「旧制度からの変更点」と「機能性食品表示の創設」をあげて解説しました。小問2つとも食品表示基準から出題されましたが、まだまだ新しい制度なので、再度出題される可能性もありますので確認だけはしておいてください。

また、引き続き「条文の言葉の定義」、新たな制度として「28年4月1日施行の固有記号の制度変更」も要チェックです。固有記号等については改めて28年度試験対策でまとめたいと思います。

【バックナンバー】27年度試験対策 食品表示法の新規制定(2015/7/15)[会員限定]

http://soudanshiken.com/room2016/704.html