9.次の文章のうち、正しいものには○、誤っているものには×を、解答用紙の解答欄に記入(マーク)しなさい。また、誤っているものには、誤っている箇所(1カ所)の記号も記入(マーク)しなさい。 ⑪ 連帯保証人は、㋐主たる債務が無効であっても保証債務の弁済を拒むことができないこと、㋑主たる債務者に履行請求することなしに保証人に対してなされた保証債務の履行請求を拒むことができないこと、㋒主たる債務者に財産があってもその財産についてまず執行することを求めて保証債務の弁済を拒むことができないことなどの点で、単純保証の場合より重い責任を負うこととなる。 ⑫ 契約は、申込みの意思表示とそれに対する承諾の意思表示があって初めて成立するのが原則である。申込みに承諾の期限が付されている場合、その期限を過ぎてから承諾がなされたときは、㋐契約は成立しないのが原則である。商品が送付され、そこに同封された申込みの意思表示の中に、「1週間以内に承諾しない旨の通知をするか、返品しない限り、申込みを承諾したものとみなす」との記載がある場合に、これを放置していると、㋑契約が成立する。商品の一方的な送り付け商法から消費者を保護するための規定が㋒特定商取引法にある。 ⑬ 有効に締結された契約は、一方的に解消することができないのが原則である。ただし、㋐一定の場合に解除できるとする解除権留保条項がある場合でその要件を満たしたとき、㋑売買の目的物に隠れた瑕疵があって契約をした目的を達成することができない場合、㋒履行期到来後、相当の期間を定めた履行の催告がなされたのに債務者が履行しない場合や、当事者間で合意が整った場合には、解除することができる。 ⑭ 中古車販売店で購入した中古自動車に欠陥があった場合、それが隠れた瑕疵であれば、買主は販売店に対して㋐瑕疵担保責任を追及することができる。保証書が添付されているときには、保証書発行者に対して保証書に従った修補を請求することができる。このとき、㋑販売店の責任と保証書発行者の責任は併存する。また、欠陥が製造物責任法の要件に該当し、それによって人身損害が発生したときは、メーカー等に対して㋒製造物責任を追及することができる。 ⑮ 売買契約の締結の際に、買主が売主に手付を交付した場合、契約当事者の一方が履行に着手する前であれば、買主はその㋐手付を放棄することによって、また、売主はその㋑手付を償還することによって、その㋒契約を解除することができる。 【続きを読むには会員登録が必要です。会員登録後に「ログイン」してください】