回答
勉強部屋だけで合格できたという受験生もいますが、高校受験や大学受験と違って、個人個人の暗記力やスピードなどが違ってきますので明確なものはありません。思いつくことを書きたいと思います。
おそらく勉強部屋に来ている方は40-50代以上の女性の方で、仕事や家庭を持ちながらの勉強だと思いますので圧倒的に勉強に費やす時間がないと思いますし、記憶力も衰えてきています。
また、現職相談員であれば、なんとしても合格したいという思いとは裏腹に上手くいかないジレンマと周りからのプレッシャーもあると思います。
記憶力が衰えた分は、実践を応用してパターン化した思考回路で補ってください。
時間はつくるものだといわれますが、なかなか難しいのが現実です。ただし、合格したいのであれば、少しは時間を作る努力もしてください。
時間の作り方やなど、私のときの受験勉強も参考に紹介したいと思います。
理想を言えばきりがないですが、そんな環境では、まず、100点を取る必要はありません。100点を取る勉強をして時間がなくなったり気持ちが切れたりするぐらいであれば、80点を取れることを目標にすれば気持ちは楽になります。本番で70点だとしても合格です。
なお、論文対策は別途該当するページをお読みください。
最低限必要だと思う勉強
①まもなく発売されるアドバイザー受験対策本の相談員試験の関係分野は必ず勉強し理解する → (※1)理解できない部分は調べて肉付けする → (※2)ほかで勉強してから総まとめの復習チェックとして活用する
②少なくとも前年度の過去問を勉強する → 出題される問題はある程度絞られている基本事項ばかり。
③相談員試験用の解答テクニックを身につける → 解答スピードが要求される、語群からの二択に整理、×ウが多い、言葉のニュアンス、など
詳細説明
①
(※1)
対策本では法律以外の部分は暗記物で何とかなるかもしれませんが、法律に関しては理解が必要なのでしんどいです。
コンパクトにまとまりすぎて、その意味を理解できないので生きた知識にならないからです。
対策本に書いていることは何なのかを調べなおして理解する必要があります。
(※2)
そうすると、法律を勉強する専門資料が必要になります。
専門書籍を読むのはつらいです。分厚さに負けて最後までできないと思います。全相協のテキストも分厚くてどれだけモチベーションが保てるかです。専門書はすべての内容を網羅しておく必要がありますが試験対策としてはそこまで必要はありません。取捨選択する作業も気が遠くなります。専門書をじっくり時間をかけて読み込んで理解すれば間違いなく合格できますが、現実的にボリュームとモチベーションから考えると難しいです。もし100点をとる勉強をしたければ最後まで読んでください。
それでも、法律分野は範囲が広く、あまりにも多くを勉強しなければなりません。
そこで、専門講座が一番おすすめです。
「消費生活相談員養成講座等の行政が主催する講習会」「NACSや全総協が主催する対策講座」は、2時間で1つの法律のポイントを学べるので最適です。参加していなければ友人等に資料を見せてもらってはどうでしょうか、といっても現職でない限り、そんな友人はいないですね。また、講座も近くで開催されれば参加する、と突っ込まれそうですが、やはり地方では難しいでしょうし講習会自体も少ないです。
となれば、参考書に頼る方法になります。消費者庁が専門部会で作成するパワーポイント資料も役に立ちます。勉強部屋ではそのつど参考資料やリンク先を紹介しています。
②③
参考書や講座だけでは合格できません。過去問をやってみて、こういう感じで出題されるのだという出題パターンの受験対策が必要です。
受験対策については「勉強部屋」が役に立つと思います。
過去問の解説がなければ1年分を復習して理解するだけで終わってしまいそうですが(私がそうでした)、幸いなことに、勉強部屋では22年度からの過去問解説がありますので、数年分はさかのぼって勉強する時間ができると思います。
出題分野によって、定番、深い知識が必要、最新知識が必要などに分類して、効率よく勉強することが必要です。
また、法律改正が出題されることが多いので要チェックです。
25年度試験の分野を例にとってまとめてみます。
日常的な勉強は、この分野別の勉強を1週間ごとなどの期間を区切って、コツコツ進めていくことになります。
私は「楽して勉強する」ことをおすすめしていませんが、学生じゃないので、できるだけ「やる気が保てる」程度の進め方をしたいと思います。
テキストを読んだだけで合格できる人はいます。過去問だけやれば合格できるという人もいます。
でも現実にしんどい人はたくさんいるので、そういう受験生の受け皿になりたいと思います。
今後の記事の予定
・分野別の勉強法(日常の勉強)
・私のときの受験対策