以下の質問がありましたので、ここに回答します。
回答
目的によって違うと思います。
①資格取得のみが目的のマニアであれば、ご自由に受験してください。
②行政の消費者センターに勤務したいのであれば、相談員資格は実質的に必須です。相談員を持っていればアドバイザーはどちらでもいいと思いますが、両方持っている相談員が多いと思います。
③行政の消費者センターに勤務するのでなければ、不要だと思います。なぜなら、相談員資格は国民生活センターの民間資格のようなものですので、もっていたとしてもほかでは使い物になりません。ただし、勉強した内容自体は非常に高度なので活かせます。
④アドバイザーは歴史も長く、公的な資格として広く活用できますし、アドバイザーであることが職務上プラスになることが多いですし、就職活動でも堂々と資格所有をアピールできます。消費者センターに勤めたいのでなければアドバイザーで十分だと思います。
⑤アドバイザー受験者がついでに相談員を受けるには試験範囲が異なるのでハードルは高いです。逆に、相談員受験者にとってアドバイザーの法律問題は難易度が低いので、経済が難しいですが、ダブル受験が多いです。相談員受験者は、可能であれば、相談員メインでアドバイザーの受験も検討してください。
⑥相談員資格の見直しが議論されており、この資格自体がなくなる可能性もありますし、新しい資格制度が創設される可能性もあります(昨年まではこの流れでした)。
⑦アドバイザーの勉強会については、受け皿がたくさんあるので、私が独立して年会費2万円いただいて300人以上の希望者があればやりますが、そんな需要はないと思います。従来の民間の方がレベルは高いし、確実だと思います。試験内容も一般的ですので自主勉強でもごうっかうできると思います。どちらかというと、企業でのアドバイザー資格所有者へのスキルアップの会員制サイトのほうがやってみたいです。一方、相談員試験の受験に特化した対策講座等は民間でもほとんどありません。試験問題も一筋縄ではいかない難問ぞろいです。細かい経緯はありましたが、相談員資格所有者の増加、現職無資格相談員の資格取得支援、相談員の資質向上の一環とした入り口部分で勉強部屋を管理しています。
(参考)
アドバイザーとの出題範囲の比較
投稿者:管理人 - 2010年12月13日(月) カテゴリー:過去ログ
http://soudanshiken.com/room2013/20101213/594.html
3つの資格について
投稿者:管理人 - 2010年12月8日(水) カテゴリー:過去ログ
http://soudanshiken.com/room2013/20101208/1077.html