13.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。
【解説と解答】
語群をグループ分けします
1.契約解除 2.慰謝料 3.懲罰的賠償 18.建替費用相当額の損害賠償請求
4.売買契約 7.請負契約 11.不動産媒介契約 16.委任契約
5.工作物責任 6.説明責任 12.不法行為責任 17.瑕疵担保責任
8.20年間 10.10年間
9.相当因果関係 13.事実的因果関係
14.雨水の浸入を防止する部分 19.耐火性能に関する部分
15.宅地建物取引業法 20.住宅の品質確保の促進等に関する法律
この問題には、そもそも「契約」とは何か?という要素が含まれていると思います。
実は民法には第3編「債権」の中の第2章「契約」に13種の典型的タイプの契約(典型契約)が定められています。
民法は、これらの典型契約のそれぞれについて、どのような契約なのかの定義や具体的な権利義務(債権債務)の関係を定めています。
ただ、現在では特別法によってだいぶ改められており、新しい型の契約が定型化されたり、重要性を失っている契約もあります。
参考書として紹介している「口語民法」に分かりやすく解説されています。
「建売住宅を購入」ということですので単純に「売り買い」の契約です。したがって、[ ア ]は「4.売買契約」となります。
「注文住宅を建築する」場合は、「住宅を建てる」という仕事をしてもらう契約になります。したがって、[ イ ]は「7.請負契約」となります。
なお、「11.不動産媒介契約」ですが、「代理」は法律行為の事務の委託となり「民法での委任契約」になりますが、「媒介」は法律行為ではない事務の委託となり「民法での準委任契約」に該当するというのが一般的な考えです。
ちなみに、その直後の問題文に、「売主や工事請負人に対して」とかかれているので、売買契約・請負契約であるという答が書いているようなものです。