問題8まで解説してきましたが、この試験は問題9からが本番といっても過言ではありません。
問題8までは「食品」と「クリーニング」がやや難しいと感じるほかは、比較的やさしい問題です。
したがって、ここまでで合格点の水準からプラスの貯金をいかに作っておくかがポイントです。
さらに、時間をできるだけ使わずに時間の貯金をしておくことも重要です。

問題9からは法律問題が入ります。
問題8までと違って。ずばり正解が導けるというパターンではなく、じっくり問題を読み込み、解釈し、適切な解答を導き出さなければなりません。
当然、時間も必要です。
また、頭もフル回転しなければなりませんの、実質的には、いきなり難易度がフルパワーアップします。
ここからの問題の困難さに耐える気持ちと集中力がなければ合格することはできません。
心して取り組んでください。

そして、もう1つ大事なことがあります。
以前にも書いたことがありますが、22年度に比べて23年度の問題は難易度が下がっています。
なぜなら、難問が始まる問題9からの問題数が大問で5つ減っているのです。
まだ3分の1の時点が半分に近くなっているのです。
もちろん時間が同じなので時間的な余裕もあります。
そう考えると、23年度の合格者はもっと多くても良かったのではないかと思います。
誤解がないように補足しておくと、23年度の合格者がレベルが低いといっているのではありません。
この試験は競争試験ではなく相対試験ですので、そういう基準ではないことはお分かりいただけると思います。

24年度の試験要項が発表になっておりませんが、普通は23年度と同様になるのではないかと思います。
そうすると、時間的なプレッシャーも22年度までの受験者と比べたら楽になります。