いよいよ相談員試験らしく法律問題に突入しました。
まずは民法です。

23年度の民法の試験問題
①契約の意思表示(錯誤)
②行為能力の制限(未成年者)
③私法上の規定(強行規定と任意規定)
④契約の意思表示(代理)
⑤時効
⑥約款
⑦取締規定
⑧債務不履行(損害賠償の予定条項)
⑨瑕疵担保責任
⑩判例(敷金返還訴訟)

こうやって並べると、民法の中でも消費者契約に関する基本的なものばかりですね。
すなわち、民法では勉強すべき範囲やポイントは限られているということです。

では何を勉強すればよいかということですが、できるだけ効率に勉強したい場合は、毎年5月に発売される「消費生活アドバイザー受験合格対策」の中の法律知識の民法を含めた法律の一般的な解説がされている最初の10ページ程度に絞って、そこから知識を広げていくという方法です。過去問と比べて説明されていない分野は個別に調べていくことになります。
民法は勉強し始めてもきりがなく、どこから手をつけていいのかわからないことがあります。
この本は勉強が終わった後の復習確認にも使用できます。

また、過去に紹介している参考書類をもう一度紹介しておきます。
「参考書2012」のページにまとめています
https://soudanshiken.com/room2012/book-sankou2012

①ポイントまとめタイプ
「消費生活アドバイザー受験合格対策」(amazonへ)
②消費者法全般を少ないボリュームで分かりやすく網羅解説
「18歳から考える消費者と法」(amazonへ)
③民法の条文の解説
「口語民法補訂4版」(amazonへ)

特に相談員試験を何から手をつけていけばいいのか分からない初心者(?)の人は、とりあえず、②「18歳から考える消費者と法」を読み込めば全体像が分かると思います。1日に2-3時間で1週間もあれば読めると思います。説明も初心者向けで分かりやすいです。