6.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

① [ ア ]や投資信託は、元本の安全性が保証されていない代表的な金融商品であるが、このような商品を[ イ ]金融商品と呼んでいる。[ イ ]金融商品を販売する金融機関は[ ウ ]の原則を遵守しなければならないなど、様々なルールが適用される。
② いわゆる外国為替証拠金取引([ エ ]取引)とは、事業者に一定の証拠金を預け、証拠金の数倍もの金額で海外通貨の売買をすることができる取引である。また、証拠金の数倍規模の取引ができることを[ オ ]効果という。
③ 投資信託は運用対象によって、[ カ ]投資信託と[ ア ]投資信託に分類することができる。[ カ ]投資信託は運用対象に[ ア ]を組み入れず、[ カ ]を中心に運用されるのに対して、[ ア ]投資信託は運用対象に[ ア ]を組み入れることができるため、[ カ ]投資信託に比較すると元本損失のリスクが高いと言える。
④ 医療機関債とは、厚生労働省が策定した「『医療機関債』発行のガイドラインについて」によれば、医療法人側が借り手、消費者側が貸し手となる金銭消費貸借契約の[ キ ]であり、信用リスクや流動性リスクは国債とは異なる。
⑤ 集団投資スキーム持分の募集に関して、1人以上の[ ク ]かつ49人以下の一般投資家に対する私募を行う業務には、金融商品取引法の[ ク ]等特例業務に関する特例が適用され、[ ケ ]が課されるが、販売勧誘の際の[ コ ]は課されていない。

金融商品は毎年出題されている頻出問題です。
金融関係の分野は金融関係の商品の大問と金融関係の法律の大問がでます。
商品については基本的な国債、投資信託、各種債権、最近ではFX、リスクの高い仕組み債など分野は広いですが、基本的な問題ですので難しくはありません。
また、知らない商品でも予想がつきやすい問題が多いです。
法律と違い点を取れるので取りこぼしのないようにしましょう。
ただし、今回の問題は変化球があり、専門用語のほかに一般的な言葉が入ったり、同一語句が何度も登場するなど混乱する可能性があり、時間に追われた試験問題の中でいかに落ち着いて対処できるかが鍵になってきます。特にアとイとカが明確な専門用語ではないので迷います。そして何度も出てくるので、一旦置いておくという手もありかと思います。

先に語群をみてみます。

【語群】

1.証拠証券 2.ソブリン型 3.貯蓄型 4.公社債 5.FX 6.書面交付義務 7.信用格付け業者 8.レバレッジ 9.有価証券 10.ヘッジング
11.適格性 12.CDS 13.適合性 14.適格機関投資家 15.目論見書 16.株式 17.単位型 18.投資型 19.性別 20.届出義務

聞きなれない言葉や聞いたことがあるけど詳しくは知らない言葉があります。
語群を似たようなもので分類分けします。

4.公社債 5.FX 12.CDS 16.株式
1.証拠証券 9.有価証券
3.貯蓄型 17.単位型 18.投資型 2.ソブリン型
11.適格性 13.適合性
6.書面交付義務 20.届出義務
8.レバレッジ 10.ヘッジング
7.信用格付け業者 14.適格機関投資家
15.目論見書 19.性別