8.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。
食品の問題は毎年出題される必須問題です。しかも、新しく定められた規格基準等の細かい部分が出題されるので難易度が高めです。食品の問題で点数を稼ぐのは難しく、勉強をしていても取れるとは限りません。ある程度見限ることも必要かもしれません。
勉強の仕方としては、新しく定められた基準等は必ず厚生労働省・農林水産省・消費者庁のHPなどで細かく解説されているので過去2年分ぐらいは確認しておくことです。また、それらは、社会的にも話題になったことで規格基準が定められることが多いので日常的に食品の社会問題に目を向けておけばある程度は予想がつきます。
問題の傾向としては、今説明したような「新しい規格基準や改正」と「食品の一般論」に分かれます。特に「食品の一般論」として「いわゆる健康食品」は頻出ですので、少なくとも食品分野では特定保健用食品などの健康食品は勉強しておいてください。
消費者庁HP
ホーム > 食品表示課
http://www.caa.go.jp/foods/index.html
ホーム > 食品表示課 > 食品表示 > 品質表示基準一覧
http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/kijun_Itiran.html
農林水産省
ホーム > 組織・政策 > 消費・安全 > 食品表示とJAS規格
http://www.maff.go.jp/j/jas/index.html
厚生労働省HP
ホーム > 腸管出血性大腸菌食中毒の予防について
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r9852000001bbdz.html
ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 食品 > 「健康食品」のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html
さて、24年度の問題は過去の難問とは違って易しい問題となっており、回答に要する時間も少なくすむことから、ラッキー年だったかもしれません。
過去3年間が「正誤で誤りを選択」の形式で問題数が多かったのですが、24年度は大問2個の穴埋め問題です。しかも、穴埋めはそれぞれ2者択一形式がほとんどです。正確に覚えていなければ分からない勘で答える問題もありますが常識の範囲で正解が出せる問題が多くなっています。
前半は「生食用食肉の規格基準の改正です。いわずとしれた「ユッケ」による大規模食中毒事件で死者が出て、日本からユッケがなくなるという社会問題にもなり、ユッケを禁止にするかどうかという議論も広がり、一般消費者にも報道でも目にする機会が多かったことは記憶に新しいと思います。そういう意味では24年度の必須問題だったかもしれません。
語群をみてみると、実質的に2者択一問題になっていて、入れる場所も簡単に予想できますし、相談員試験としては?で、少し残念です。
設問ごとに容易に分けられてしまいます
①
ア・・・3.牛の食肉 6.馬の食肉
イ・・・12.サイコロステーキ 18.タルタルステーキ
ウ・・・15.腸内細菌科菌群 19.大腸菌群
エ・・・2.2年間保存 14.1年間保存
オ・・・1.1cm 13.2cm
カ・・・7.-15℃ 20.-5℃
②
キ・・・5.一般食品 16.医薬品
ク・・・4.特定保健用食品 10.栄養機能食品
ケ・・・9.医薬品の補助的な 17.食品の補助的な
コ・・・8.医療機関を受診 11.製品を交換