9.次の文章のうち、正しいものには○、誤まっているものには×を、解答用紙の解答欄に記入 (マーク) しなさい。また、誤まっているものには、誤まっている箇所 (1ヵ所) の記号も記入 (マーク) しなさい。

④ 契約は、当事者の意思表示の合致によって成立する。しかし、何らかの無効原因や取消原因が存在するときは、契約の効力が否定されることがある。たとえば、民法第95条では、㋐法律行為の要素に錯誤があったときは、その意思表示は無効とされている。動機の錯誤の取扱いについては議論があるが、判例は、㋑動機の錯誤の場合でも、その動機が相手方に表示され、法律行為の内容とされていた場合には、同条が適用され得るとしてきた。また、判例は、㋒動機が黙示的に表示されているときでも、それが法律行為の内容になることを妨げないとする。
⑤ 売買契約が無効であるときは、当事者はそれぞれ、㋐その契約に基づいて代金の支払や目的物の引渡しを請求することができない。また、当事者が、㋑無効な契約に基づいて、事実上既に代金支払や目的物の引渡しなどの履行をしてしまった場合には、その返還を請求することができる。ただし、㋒不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することはできない

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