昨年とほぼ同じ内容ですが、本番の筆記試験に関しての精神的な心がけを書きたいと思います。
まず、実力を100%出し切ることはできません。
大前提として心に留め置いてください。
この理由としては、過去にも書いたことがありますが、時間が全く足りません。
じっくり考えたら思い出したりして実力どおりに答を導き出すことができるかもしれませんが、じっくり考える時間はありません。
じっくり考えていたら最後まで解けません。それだけは避けましょう。
2時間30分の時間で200個の回答数です。23年度は大問22個ですので大体同じくらいでしょう。
23年度から問題数が50個減少し200個になり、同じ時間で2割の問題が減ったとはいえ、アドバイザー試験のように見直しができるほどの余裕はありません。
150分で200個ですので、1個1分では足りません。
大問10個として7分半です。
少しでも迷ったりしたら、あっという間に7分半は経過します。
ほとんど即答ですね。
したがって、問題をじっくり最後まで読むことを省略できる問題は積極的に省略する必要があります。
迷った問題でも、とりあえず解答を決めて、横に?マークでも書いておきましょう。
先にマークシートを埋めてしまいます。もし時間が残ったら?マークを見直しましょう。
また、即答といっても、よく似た語句があったりしますのでうっかりにならないように集中しましょう。
しっかり勉強していれば、自然と思い浮かぶ答、直感が正解のことが多いです。
もう一つ大事なことは、マークシートへの答の転記はこまめにすることです。
最後にまとめて転記しようとすると、思った以上の時間がかかり、転記できないという悪夢になる可能性もあります。
大問1問ごと、もしくは少なくともマークシート用紙1枚ごとに書くようにしましょう。
マークシート用紙は、だいたい50問の4枚と思っていただいたらいいかもしれません。
一度、自分でマークシート用紙を作ってみて、解答を転記してみることも事前対策かもしれません。
1枚あたり何分かかるか。1枚3分としても12分です。
転記するときに、気になる箇所を見直しながらマークすると5分以上かかることもあります。
するとマークシートだけで20分以上かかりますので、最後にまとめてマークシートの記入するのは精神的によくないです。
とにかく、実力を出し切ろうと思えば、最後まで問題に取り組めるようにすることです。
最後の大問を3つも残してしまったという受験者もいます。
時間がなくて問題を読まずに、マークシートを塗りつぶしたという受験者もいます。
問題を解くのが早く、時間も余裕の受験者でもこの試験は時間がぎりぎりだったといいいます。
普通の資格試験ではなく、いじわる問題とでも思ってください。
問題を解く順番は、個人の好みです。
どこからやっても、意地悪問題ばかりです。
順番にやるほうが時間の管理ができるかもしれません。
得意分野を先にしようとして、思った以上に時間がかかり、不得意分野の時間がなくなることもありますのでご注意を。
○×問題は、大問で、すべて○にしたらダメというローカルルールもあります(現在は未確認)。
今年度もほぼ同じ傾向と思われますが確証はありませんので、当日、傾向が変わっていても落ち着いてください。