昨年度も直前対策で新しいテーマを取り上げたのですが参考になりませんでした。
ということは、定番のオーソドックスな問題が中心になると思います。

まず確認しておくこととして、出題範囲ですが、
3月に書いた記事「資格認定制度に関する国セン公表資料(合格基準)」をもう一度チェックしてください。
https://soudanshiken.com/room2012/20120305/388.html
この中の「資料5:国民生活センター提出資料[PDF:546KB](http://www.caa.go.jp/region/pdf/111215_5.pdf)」に問題を作成する時期が書かれています。
それによると、「4月に出題委員へ問題原案作成を依頼し、5月に問題原案の提出を受け内容確認し、7月に問題決定する」という流れになっています。
これが今年度にも適用されるかどうか分かりませんが、基本的にはこのスケジュールでないと問題が作成できないと思います。

この夏に消費者行政にとっての大きな法律が成立改正されました。
特商法の改正での訪問購入、消費者安全法での事故調査機関の設置、消費者教育推進法の成立
また、生レバーの提供禁止、カード合わせの禁止(景品表示法)、ツアーバスの事故(旅行業法)などのトピックス
で盛りだくさんですが、微妙に試験問題の作成に間に合っていないタイミングです。
断定した問題で出題されるとは考えられませんが、検討中であるとか、論文問題であるとか、何らかの関連で出題されるかもしれません。

また、「国民生活センターのあり方の見直し」と「消費生活相談員資格の法的位置づけ」については消費者庁や消費者行政の歴史などの問題の中にちりばめられる可能性もありますが、問題として出題しにくいような気がします。

さらに、「集団的消費者被害の回復の訴訟制度」は8月になって、やっと具体的な動きが始まりましたが実現はまだ先です。

このように、ここ2年ぐらいのできごとを消費者庁のHPや国センのHPの更新情報や公表情報のチェックも余裕があれば見て置いて下さい。特に大きな出来事はなかったと思います。

景品表示法の関係は、クーポンサイトのおせち問題ややらせ投稿、カードあわせなど、この分野はいつもにぎわっています。