過去問の解説にあたって、私がどのような視点で解説しているか書いておきます。
解答する方向性としては下記の4点があると思います
①一番の理想は、即答で答えを導き出す
②語群から同じ仲間を見つけて、知識から答えを導き出す
③語群から同じ仲間を見つけて、予想して答えを導き出す
④前後の文脈から答えを導き出す
これらの手順を踏めば、かなりの高確率で解答を導き出すことができます。
しかし、現実に④の方法までいくことは時間的に見て難しいと思います。
最悪のパターンは時間切れで手をつけれない問題が出てしまうことです。
10個の問題(5個の問題が2つある)の大問が26題ですので、試験時間が2時間30分(150分)で、1大問につき6分です。
6分で10個の問題の回答とマークシートへの転記が必要です。
④の方法をとれば軽く時間を超過してしまいます。
それらを考慮して短時間で解答するためのポイントについて言及しています。
つまり、問題を解く力とは別に、効率よく解答を導き出し合格するための回答方法のテクニック的な解説もしています。
これらを繰り返すことで、試験対策となるように考えています。
もちろん、理想は予想することなく素直に解答できることです。
最語に蛇足ですが、最後にまとめてマークシートに解答を転記する場合には、想像以上の時間が必要です。
250個を間違えないように注意しながら塗りつぶそうと思えば、少なくとも20分を見ておく必要があります。
当然空白があったときにでたらめでも塗ろうと思えば時間がかかります。
したがって、何問かおき、時間ごと、解答用紙1枚ごと、などを考えておく必要があります。
回答できたのに塗る時間がなくなってしまい回答できなかったではとても後悔することになります。
以上のように、相談員試験は、時間が少ないという異常な環境の中で、実力を出し切れないこともあるということを前提に考えておかなければならない特殊な試験だと思います。
こんないじわるな試験問題が適正かどうかは置いておきますね。