1次試験合格者は2次試験の面接へとコマを進めます。
面接は15分~20分です。早く終わる場合もあります。
2時試験問題の形式は受験要綱では
「第2次試験
 面接試験(出題範囲についての学識及び消費生活専門相談員として業務を遂行するための適性の有無を判定)」
と書かれています。
2次試験が必ずこうだという確証はありませんが、いろいろな情報からあわせて書きたいと思います。

面接官は2人で、1人はまとめ役?で、もう1人が事例を出し問答します。
おおまかに次の3点が聞かれます。
①資格を取ろうと思った理由
②事例問題を1~2問
③最近の消費者問題で気になること

①は基本的に願書に書かれた職業を見て、話が始まります。
ここで時間をかけるもよし、シンプルに答えるもよし
②事例問題ですが、実際の相談にありそうな問題で比較的簡単なオーソドックスな問題が出されます。
こういう相談がありましたが、あなたが相談員だったら、どうアドバイスしますか?という感じです。
問題はいくつかのパターンかあるようで前の人と同じ問題とは限りません。
難易度はやさしいのですが、答えた内容によって、ではこういう場合はどうしますか、とどんどん広がりを見せます。
答えられなくてパニックになっても助けてくれますのでご安心を。
うまく答えることができなかったら不合格というのでもないようで、資質を見られていると思います。
(10人に1人ぐらい不合格になるといううわさもあります)
1~2問というのは、1問で問題なく答えたら、さっさと終わるという感じでしょうか、絶対2問とは限らないようです。
さきほどいったとおり資質が判断できればOKということでしょうね。
③ですが、聞かれる人と聞かれない人がいます。これも②との関連性でしょうか。救済策かもしれませんね。

①③は事前に準備をしていれば問題ないと思います。
②は先に書いたように話がどんどん広がっていくので、しっかり法律を使いこなせる必要がありますが、基本的なところを押さえておけば安心だと思います。
いろんな受験者のブログを検索すれば面接についてのコメントがいくつか見られます。
例題を1つあげますと
「下宿している大学生の子供が宅配便屋を装って新聞の勧誘員から契約したがお金に余裕もなく解約したい」
というものです。
必要な知識としては
・特商法のクーリングオフ(期間がすぎてたら?と切り返される)・・・書面不備など
・消費者契約法の取り消し(誤認や不退去)
・民法の未成年者契約の取り消し(未成年だったら必ず取り消しができるの?と切り返される)・・・お小遣いの範囲や未成年者結婚など
・特定商取引法違反の行政処分(違法な勧誘方法)
など、相談員に必要な4つの法律が広く網羅されます
事例問題の対策としては、月刊国民生活などで紹介される事例や判例などを読んで、理論的に考える力をつけてください。

最後に蛇足ですが、現職の相談員は2次試験は免除されます。
毎日、事例問題をやっているようなものですので当然かもしれませんね。