13.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

製造物の不具合による事故で損害を被った被害者が、製造業者に対して民法第709条の不法行為に基づく損害賠償を請求するには、製造業者の[ ア ]、すなわち、当該製造業者に事故の発生を予見することが可能であり、かつ、その結果を回避することが可能であったにもかかわらず、結果を予見しかつ回避すべき義務を果たさなかったという注意義務違反を主張・立証する必要がある。
しかし、専門知識を有しない被害者が製造業者の[ ア ]を主張・立証することは困難を伴うことから、民法第709条の不法行為の特則として、被害者の保護を図るため、[ イ ]を責任要件とする製造物責任法が制定された。[ イ ]とは、当該製造物が通常有すべき[ ウ ]を欠いていることであり、[ イ ]の有無は、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、その製造業者等が当該製造物の[ エ ]をした時期、その他の当該製造物に係る事情等を考慮して判断される。
また、製造業者は、たとえ当該製造物に[ イ ]があっても、製造物の[ エ ]をした時の科学又は技術に関する知見によっては、当該製造物に[ イ ]があることを認識することができなかったことを立証した場合には、賠償責任を負わない。これを[ オ ]の抗弁という。この[ オ ]の抗弁が認められるための「科学又は技術に関する知見」の水準は、入手可能な世界最高の科学技術知識の水準と解釈されている。

【語群】
1.欠陥 2.販売 3.違法性 4.安全性 5.履行不能 6.機能 7.引渡し 8.過失 9.瑕疵 10.開発危険

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