9.次の文章のうち、正しいものには○、誤っているものには×を、解答用紙の解答欄に記入(マーク)しなさい。また、誤っているものには、誤っている箇所(1カ所)の記号も記入(マーク)しなさい。 ⑩ 請負契約は、当事者の一方が、ある仕事を完成することを約し、相手 方がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。例えば、㋐不動産仲介業者に不動産売買の仲介を依頼する契約などが請負契約である。仕事の目的物に瑕疵があるときは、注文者は、請負人に対し、㋑相当の期限を定めてその瑕疵の修補を請求できる。ただし、瑕疵が重要でない場合において、その修補に過分の費用を要するときは、この限りでない。注文者は、㋒瑕疵の修補に代えて、又はその修補とともに損害賠償の請求ができる。 ⑪ 通常の委任契約は、なんら特別の事由がなくても、㋐各当事者がいつでもその解除をすることができる。もっとも、㋑当事者の一方が相手方に不利な時期に委任の解除をしたときは、その当事者の一方は、相手方の損害を賠償しなければならないが、㋒やむを得ない事由があったときは、相手方の損害を賠償せずに解除することができる。 ⑫ 代理とは、代理人が本人のために意思表示を行うことにより、その効果を本人に帰属させる制度である。㋐本人の意思に基づいて代理人に代理権を授与する場合を任意代理といい、㋑本人の意思に基づくことなく法律の規定により代理権が授与される場合を法定代理という。代理権のない者が、代理人と名乗って契約をした場合、㋒その契約の効果が本人に帰属する余地はない。 ⑬ 成年に達した者であっても㋐精神上の障害によって事理を弁識する能力を欠く常況にある者について、本人や近親者などは、㋑家庭裁判所に対して後見開始の審判を請求できる。成年被後見人の法律行為は、日用品の購入その他の日常生活に関する行為を除いて、取り消すことができる。㋒ただし、成年被後見人が成年後見人の同意を得てした行為は、取り消すことができない。 【続きを読むには会員登録が必要です。会員登録後に「ログイン」してください】