12.次の文章のうち、正しいものには○、誤まっているものには×を、解答用紙の解答欄に記入 (マーク) しなさい。また、誤まっているものには、誤まっている箇所 (1ヵ所) の記号も記入 (マーク) しなさい。
【解説と解答】
①
被告は応訴強制または応訴義務があります。。
当事者の関係は、第1審では原告・被告、控訴審では控訴人・被控訴人、上告審では上告人・被上告人、強制執行手続・督促手続では債権者・債務者
裁判の手続の流れ
訴えの提起→被告に対し訴状の送達・口頭弁論期日の指定・呼出→答弁書・準備書面の提出(被告)→口頭弁論→被告欠席→答弁書がある場合は答弁書擬制陳述、ない場合は欠席裁判
欠席するのは自由ですので、欠席したことで制裁を受けることはありません。
欠席裁判では、普通は原告の言い分をそのまま認めることになります(自白したものと認めます)。
したがって、①はすべて正解となります。
②
当事者自身による訴訟の終了形態としては、「訴えの取り下げ」「請求の放棄・認諾」「訴訟上の和解」の3つであり、「自白」は判決を必要とします。したがって、㋐は不正解となります。
訴訟では、処分権主義と弁論主義の2つが重要です。
処分権主義とは
訴訟を起こすかどうか、どのような訴訟を起こすのかは、自分で決めるということです。
自分で考え、物事を判断していく。民事は個人個人で判断し自分で考えるという原則です。原告が要求していない内容については答える必要はありません。