5.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。
【解説と解答】
地球温暖化の要因はCO2の増加です。選択肢をみれば、 [ ア ]は「15.温室効果ガス」となります。基本ですね。
次に日本における地球温暖化の歴史上のターニングポイントとして地球温暖化防止京都会議COP3について言及されています。この会議は地球温暖化問題では必須な知識です。1992年に開催されました。ここで制定された京都議定書は、その後、アメリカが参加しないだとか、目標クリアは絶対無理とか、排出権取引という新しい分野ができたりと、かなり迷走しており、現在でも、地球温暖化の問題は予断を許さない状況です。
さて、その京都議定書の内容は、ネットから引用しましたが、「2008~2012年の間に達成する1990年と比較した排出抑制目標が各国ごとに定められていて、日本はマイナス6%、欧州共同体はマイナス8%などとなっていて、先進締約国全体でマイナス5.2%を目指す。5.2%の目標達成を遂行するべく、柔軟に協調して対応できるように温暖化ガスの排出量取引ができる「京都メカニズム」などの仕組みもできてきている。」というものです。
ということで、会議が開催された1992年から10年後の目標を立てています。
したがって、 [ イ ]は「12.2008年」、 [ ウ ]は「17.6%」が正解となります。前者は2005年と2008年の二者択一で知識問題になりますが、読み進めた問題文の中に「(1990年~2007年)」という注釈が付いており、素直に2008年とする方法もありますね。後者は6%か8%の二者択一ですが、完全な知識問題ですので、答がわからない場合は確立50%の当てものになります。
アは必須、イは予想でも取れるので、3問中2問以上は正解したいところです。