25年度の論文試験の解説をまとめています。
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  • 25年度 第1次試験 論文試験
  • 25年度 論文試験 問題1 消費者教育推進法と相談員の役割
  • 25年度 論文試験 問題2 訪問購入と訪問販売の共通する点と異なる点

25年度 第1次試験 論文試験

論文試験は2つのテーマから1つを選択します。
試験時間は2時間です。1時間経過すると途中退室も可能です。
横書き原稿用紙左右1枚で、1000字の行に線が引かれています。
この線のラストから最後までの間にまとめることになります。

論文試験
次のテーマのうち1つを選び、1000字以上、1200字以内で論文にまとめ、解答用紙に記入しなさい。文字数制限が守られていない場合には、採点の対象外となります。

論文試験 1.

消費者教育の推進に関する法律が定める消費者教育の理念に触れつつ、消費者市民社会の構築に向け、今後、消費生活相談員が果たすべき役割について、下記の指定語句をすべて使用して論じなさい。なお、文章中の指定語句の箇所には、わかるように必ず下線を引きなさい。

指定語句

消費生活相談業務、 消費者市民社会、 消費生活センター、消費者教育推進地域協議会、 見守りネットワーク

論文試験 2.

特定商取引法の改正により訪問購入に対する法規制が導入されました。規制の趣旨や内容において訪問販売に対する規制と共通する点と異なる点について、下記の指定語句をすべて使用して論じなさい。なお、文章中の指定語句の箇所には、わかるように必ず下線を引きなさい。

指定語句

飛び込み勧誘の禁止、 指定商品、 クーリング・オフ、引渡しの拒絶、 転売先の告知

※25年度の論文試験は、ど真ん中の問題が出ましたし、昨年の勉強部屋で添削の課題にあげた2つの問題が、2つとも取り上げられたところです。準備できてた受験生も多いいと思いますし、勉強部屋で論文対策を読まれていた方にはアドバンテージになったのではないでしょうか。ただし、指定語句で分かりにくいのが混ざっています。

※例年、1問は法律を正確に答える問題が出題され、もう1問は法律を正確に知らなくても「消費者行政」を理解する中で自分自身の考え方を論述するという問題が出題されます。今回は前者の法律を正確に知っていなければならない問題は2問目の「訪問購入」で、一次試験でも必須な知識ですのでポイントがしっかり押さえれたなら、ある程度書けるのではないでしょうか。
もう1つは「消費者教育と相談員の役割の問題」という、現場の相談員向けの問題です。指定語句で書きにくいのがありますがが、無理やりつなげれば何とかなるかもしれませんね。

※25年度は、どちらを選ぶか悩んだ受験生も多かったのではないでしょうか。こんなことはめったにありませんので、ラッキーイヤーだったかもしれません。

論文試験について簡単に解説したいと思います。

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